糖尿病の種類
発症原因から4つの種類・タイプに分けられます。
1型
膵臓のインスリン分泌機能が生まれつき弱い、インスリンを作るβ細胞が何らかの原因で破壊されインスリンが出なくなる事でおこる糖尿病をさします。
子供や若年層(主に20歳以下)に多く、『小児糖尿病』と言われていたものです。
1型の場合、食事療法、運動療法の効果が期待出来ないため、インスリン療法が中心になります。
また、急激に発症する劇症型、数年かけてじわじわ発症する緩徐進行型があります。
2型
生活習慣の乱れや肥満が原因です。膵臓が疲れてしまいインスリンの働きが悪くなる、分泌量が減ることで起るタイプで、糖尿病患者のおおよそ90%を占めています。
中高年(40歳以降)に多いのが特徴です。
生活習慣の改善や治療で、進行を遅らせることが可能です。主な治療は、食事療法、運動療法、薬物療法になります。
現在では子供の肥満が増加していて『小児糖尿病』の多くは1型に代わり2型の発症が多くなっています。
妊娠でもなる場合が?
妊娠
妊娠をきっかけに、妊娠中に発症する糖尿病で、一時的なものが多くの場合を占めます。出産後に正常に戻る事が主ですが、まれに数年後に本来の糖尿病となる場合があるので注意も必要です。
その他
他の病症や遺伝子の異常が起因した糖尿病です。膵臓、肝臓、感染症などの病気や遺伝子異常がある場合、糖尿病になってしまうことがあるのです。
また、副腎皮質ホルモン剤の薬物で引き起こされる場合もあります。