糖化を防ぐポイント

血液中に余分な糖が長く留まると老化タンパク質であるAGEsに変成しするようです。それが要因で血糖値が急上昇します。
それを抑えるのは次のポイントに気をつける事です。

 

適度な有酸素運動

糖分は生命の中で欠かせない栄養素であり、糖化の要因そのもの。
しかし、糖分を摂らないなんて無理ですね。食後1時間のあいだで体内の血糖値がピークに。

 

この急激な上昇を抑える工夫すれば抗糖化も可能ってことですね。

 

有酸素運動は血液と細胞の中の糖分を一度に減らす鍵です。
ウォーキングや自転車に乗る等無理のないことで血糖値の上昇を緩やかにできるのです。

 

「食後にすぐ運動!?」と思う方もいるかもしれませんが、外食の帰りに遠回りして歩くとか、階段を上り下りしてみる等ちょっと意識すればできますね。

 

食後一時間の生活習慣改善!実践してみましょう。

 

甘味依存からの離脱

疲れた時に甘いものが欲しくなるという事はありますよね。でも、日常的に甘いもの依存症にはなってないでしょうか?

 

とくに空腹時に甘いものを食べると血糖値が一時的に急激な上昇をします。
そうなると脳が「シュガー・ハイ」ともいわれる状態になって、さらに甘いものを欲しがります。

 

これは一種の中毒、依存症と言えるのです。
糖分を過剰に摂取する事が習慣的になると、身体の中の糖化=老化が促進して行きます。




血糖値が上がりにくい食生活を

GI(グリセミックインデックス)という、ある食品を食べたあとに、どのくらいの速度で血糖値を上げるのかを数値化したもので判断し食習慣に取り入れます。
ブドウ糖を基準値=100として示しています。
次のGI値を参考にして下さい。

 

簡単に言えば、低GI食材を取り入れます。
高GI食材は低GI食材と合わせて食べるようにします。

 

とくに、精製された白いものはなるべく控えるようにします。白米よりも玄米,うどんよりそば、白砂糖よりもオーガニックのメープルシロップなどを選びましょう。パームシュガーは癖がなくコクがあるので普段のお料理やお菓子作りに役立ちます。

 

また、GI値が低い野菜や海藻のサラダや果物から食べるようにすると血糖値の上昇を抑えられます。

 

これは酵素栄養学でも同じ事が言われています。酵素を取り入れることで代謝を活発にしてダイエットにも効果的という事です。

 

どちらにしても最初にたっぷりとサラダを摂る事は基本のようです。

◯高GI食品(GI 70以上)

   白砂糖=109 ブドウ糖=100 黒砂糖=93 マッシュポテト=90 ハチミツ=90 
   うどん=85 もち=85 イチゴジャム=82 プレッツェル=81 そうめん=77 
   ワッフル=76 シリアル(全粒)=76
   フレンチフライ=75 ドーナツ=75 スイカ=72 ベーグル=72
   白米ご飯=72 精製食パン=70

 

◯中GI食品(GI 56?69以上)

   パン(全粒粉)=69 パイナップル=66 メロン=65 
   レーズン=64 ジャガイモ=62

 

◯低GI食品(GI 55以下)

   マンゴー=55 ライ麦パン=55 玄米ご飯=55 そば=54 サツマ芋=54 
   バナナ=53 キウイ=52 アイスクリーム=50 肉・魚=40?50 
   オレンジジュース=46 メープルシロップ=46 ブドウ=46 パスタ=41 
   りんご=38 パームシュガー=35 鶏卵=30 
   レンズ豆=30 バター=30 牛乳=30 ヨーグルト=25 果糖=23 
   フルーツ=20?30 大豆=15 野菜・茸・海藻=15以下

 

欧米ではGI値を基準に食べ合わせを考え、もはやカロリーではなくGI値がスタンダードな値になっています。
食べ合わせを工夫して抗糖化をしていきましょう。