つらい糖尿業の原因について
発症する原因は大きく分類すると、遺伝と生活習慣・環境の乱れです。
もともと糖尿病になりやすい体質に加えて、生活習慣や環境の乱れで、糖尿病の90%を占める2型の発症リスクがさらに増加してしまいます。
逆に言えば、遺伝の可能性がある人も生活習慣を健全にする事で予防が出来る病気とも言えます。
遺伝リスクがない人でも、日本人は元来糖尿病になりやすい民族と言われていますので、生活習慣が乱れると発症する事は十分にあります。
近年食の欧米化が懸念されるのは、このような民族特性に欧米のフライ等油脂類を多く使ったり、野菜が少ない食事が起因していると考えられますので1度見直す事が必要ですね。スナック菓子が増えた事や食のインスタント化も起因しているでしょうね。
遺伝
糖尿病は遺伝のリスクが高い病気です。個人的な事ですが、私は父、父方祖父は糖尿病。
父は片目を失明する程重度の患者です。
今もインスリンを毎日自分で注射しています。なので、私自身もとても高リスクな遺伝タイプなのです。
40歳を過ぎ、煙草をやめ、お酒もほとんど飲まない生活、子供がうまれてから妻の健康食志向が高まり、陸上競技等やウエイトトレーニングをはじめ生活習慣が一変しリスク回避は出来ていると思います。
が、実は体重を増やしたいのですがどれだけ食べて、もの凄い筋力トレーニングをしても体重が増えないので糖尿病についてこのように掘り下げると少し血糖値を調べる必要もあると思っている次第です。
話が逸れてしまいましたが、糖尿病の遺伝の確率は、両親が共に糖尿病ですと約50%と大変高く、片親で約14%とのことです。
単純な遺伝子的な要因もありますが、親子故の食生活や生活習慣の類似が起因する事も多いと言われます。
生活習慣
暴飲暴食、例えば夜食にインスタントラーメンやファストフードを食べるという乱れた食生活が長期間続くと、膵臓が疲れインスリン分泌減少や働きが悪くなり糖尿病になってしまいます。
加えて運動不足が重なれば、身体の筋肉量が減り、体内のブドウ糖はどんどん脂肪へなり蓄積されていきます。
脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があります。
特に内臓脂肪が多い肥満は肥大した異常な脂肪細胞がインスリンの働きを阻害する物質を分泌します。
これが2型糖尿病の発症原因です。
ストレスも原因の一つ?
ストレス
人は精神的や肉体的に強いストレスが加わると脳からアドレナリンが分泌されます。
アドレナリンはインスリンの働きを弱めてしまい血糖値が高くなってしまうのです。
ストレス解消!ということで過食になれば肥満傾向になり、異常になった脂肪細胞がインスリンの働きを阻害する物質を分泌し糖尿病へとなってしいます。やはりストレスは万病の基になるようです。
妊娠
妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンが、インスリンの働きを悪くするため糖尿病リスクが高くなります。
妊娠中に発症する妊娠糖尿病は一時的なものです。しかしながら、出産後の習慣で本当の糖尿病へと発症する場合があります。
簡単『糖尿病』チェック!
次の項目の中で、該当するものが幾つあるかチェックしてみて下さい。
1. 肥満だと思う
2. メタボリック症候群である(腹囲が男性で85p以上、女性で90p以上)
3. 通勤や日常生活の範囲外は、運動をしていない
4. 暴飲暴食が多い、早食い傾向だ
5. 40歳以上である
6. 常にストレスを感じる
7. 家族、家系に糖尿病の人がいる
8. 妊娠している
9. 4,000グラム以上の赤ちゃんを出産した事がある
どうですか?実は、1つでも該当すれば将来糖尿病になるリスクを抱えているのです。
該当項目が多ければ多い程将来高い確率で発症するという事ですから、
早めの生活改善や健康診断をすることが最初の一歩ですね。